政治の極小化を目指す

有権者の大半は、政治家なんてそんなものと薄々気付いているので、基本的に選挙には無関心です。まあ、自分たちの身近に不満や不安が迫って来たときだけ、そのはけ口として与党を「懲らしめる」くらいが関の山です。
結局、有権者には政治的に正しい選択をする見識も無いし、そんな事を考えている暇も無い。第一、選挙の時はどっちもどっちな選択支しか与えられていないので、幾ら真面目に考えても殆ど意味はありません。
この状況を良いことに、官僚たちは「国民も政治家もド素人。わが国を正しく導くのは我々だ。」とばかりに、裏で実権を行使してきました。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/059e292546d5b12de0591f462339c2b8

このように見ていくと、代議制民主主義なんてとんでもない欠陥システムだという事が判ります。それを良いことののように吹聴しているのは、学校(役所)やマスコミと言った権威側にいる人たちです。彼らはこのシステムにより自分たちの既得権が守られていることを経験的に知っているのでしょう。

一方、民間企業の経営者は消費者や従業員によって選ばれている訳ではありません。もちろん中にはとんでもない経営者もいますが、商品やサービス全体としては日々進歩しています。これは、みんなで予めリーダーを選出するよりも、出来上がった結果を利用者が選別する方が効率の良いシステムだと言うことです。

よって、結局のところ
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/522d341ca6bd1e2073f4a821f8a5b53a
で述べられているように、「政府が国民生活に介入する事を極力止めて、問題は当事者同士が司法的に解決する」事しか無いんだと思います。
なのでとりあえず、国費を浪費するだけの無駄に多い政治家を無くしましょう。自らアポトーシス(壊死)することが、政治に課せられた最後の使命です。もし「参議院の廃止」を公約に掲げる候補者や政党が出てくれば、私なら喜んで投票するでしょうね。